都会のなかに自然を感じる風景を 「要町一丁目児童遊園」

「要町一丁目児童遊園」のアートトイレを手がけたのは、豊島区生まれのイラストレーター小泉さよさん。小泉さんはデザインを考えるのに、まずはトイレが設置される公園へと足を運んだそうです。住宅地の中の小さな公園で感じたのは、緑が多く、カラフルな遊具が置いてあり、とても気持ちがよかったということ。そこで感じた気持ちを大切に、幾何学的なカタチながら、有機的な色を使うことで、都会のまちの中に残る森のような、人々の生活の息吹のようなイメージのデザインのトイレが完成しました。

まちのシンボルをアートトイレに 「雑司が谷二丁目四つ家児童遊園」

雑司が谷案内サイト『雑司ヶ谷zodee(ゾディー)』を運営する、イラストレーターの鶴丸のどかさんが手がけた、「雑司が谷二丁目四つ家児童遊園」のトイレデザインのコンセプトは、公園を訪れた人や雑司が谷で暮らす人たちが、このまちの美しさを再認識できるものにすること。イラストには、雑司ヶ谷のまちが一番活気づく「御会式」の夜がモチーフに選ばれました。

「高松二丁目児童遊園」のアートトイレは まるで絵本の世界に迷い込んだよう

ストライプのように並んだ木陰で、動物たちがかくれんぼ。空飛ぶクジラや、トイレに入ろうとしているトラなど、よく見ると少しおかしな動物も。「高松二丁目児童遊園」のアートトイレを手がけたのは、イラストレーターの酒井ふるさとさん。酒井さんも制作前に公園に何度か足を運んだそうです。長い商店街の先にある小さな公園で酒井さんが見たのは、いつ訪れてもきれない花壇のある、子どもたちが仲良く遊ぶ、絵本に出てくるような素敵な場所。そして印象的だったのが、公園のシンボルとも言える大きな木だったそうです。

個性いっぱいの楽しいアートトイレを探しに、みなさんもぜひ公園に足を運んでみてくださいね。

文:田口みきこ


小泉さよ

豊島区要町生まれ。東長崎在住。東京芸術大学大学院修士課程終了後、フリーランスイラストレーターとして、おもに猫のイラストや抽象的なドローイング等を描く。『うちの猫を描こう!』『もっと猫と仲良くなろう!』(ともにKADOKAWA刊)、『さよなら、ちょうじろう。』(KKベストセラーズ刊)等の著書や、イラスト掲載本多数。豊島区でのイベント「まち中つながる展示会」や「長崎村の海びらき」にも参加。

http://www.sayokoizumi.com/

鶴丸のどか

イラストレーター、グラフィックデザイナー。東京都出身、雑司が谷在住。雑司が谷をテーマとしたイラスト展を過去に3度開催。『未来遺産 雑司が谷 がやがやお散歩マップ』や雑司が谷未来遺産協議会のサイトなどにもイラストを提供している。『としま案内人 雑司ヶ谷』にも所属し、雑司が谷のまちについて目下勉強中。
雑司が谷案内サイト『雑司ヶ谷zodee(ゾディー)』を運営、としまscopeにも寄稿している。

http://tsurumaru-design.com/

酒井ふるさと

イラストレーター。1976年生まれ。北海道札幌市出身。少し懐かしくてとぼけたタッチを中心に、書籍・雑誌・企業パンフレット・広告などを中心に手がける。アートディレクターとしても活動。