前に進めば何かが見えてくる!「駒込四丁目公園」のアートトイレ

「駒込四丁目公園」のアートトイレは、駒込福祉作業所に在籍する安田光一さんの作品から生まれました。幼い頃から絵を描くことが好きだったという安田さんは、色鉛筆を使い、図鑑などを見ながら下書きなしで一気に描くスタイル。時には8時間近く集中して書き上げることもあるそうです。アートトイレに採用された作品は、東京都障害者総合美術展のポスターに採用されたもので、タイトルは「さかなススメ!」。どのような思いで描かれた作品なのでしょうか?

生物たちのエネルギーで満ちる「千早二丁目公園」のアートトイレ

緑が多く閑静な住宅街で、生物の作品を沢山残した熊谷守一美術館も近くにある「千早二丁目公園」のアートトイレを手掛けたのは、イラストレーターとして書籍、パッケージ、映像など、幅広いジャンルで、活動中の片山なのあさん。片山さんは最初に自然が豊かなこの公園に、3姉妹の主(妖精)を公園のキャラクターをイメージしてつくったそう。姉妹のスカートは公園の大きなシンボルツリーに! その木に集まる生き物たちの絵を描いたのは、近所の千早小学校の子どもたちです。緑豊かな公園で、生命力に満ちたアートトイレが誕生しました。

池袋も世界の中心!みんなの夢や希望を乗せて。「池袋第二公園」のアートトイレ

「池袋第二公園」に登場のアートトイレは、壁画・ライブペイント・イラストレーションや、アートプロジェクトの企画・監修・演出など、東京と大阪を拠点に活動中のOOYAMAさん。外国人が多い地域という特徴に着目し、「多様性」「多文化」をキーワードに生まれたモチーフは「地球」。子どもたちのワークショップで「私にとって大切なもの」「地球にとって大切なもの」を描いてもらった絵を、モチーフとしてどのように壁画に活かすか考えながら構図を決めていったそう。そうして、真っ青な球体のなかに子どもたちの夢が詰まった、美しいアートトイレになりました。

個性たっぷりのアートトイレの数々。みなさんも公園に足を運んで、ぜひ見に来てくださいね!

文:田口みきこ


安田光一

幼い頃から絵を描くことが好きで、色鉛筆を使い、図鑑などを見ながら下書きなしで一気に描く。時には8時間近く集中して書き上げることもある。在籍している豊島区立駒込福祉作業所で絵画に取り組むようになってからその才能を開花させ、2001年東京都障害者総合美術展初入選以後、入選をくりかえす。自分の目で見た対象を個性的な感性で捉え、独特の作風と色遣いで、見る人に癒しを与えている。

片山なのあ

武蔵野美術大学建築学科卒業後、雑貨メーカー等でデザイナーを経てイラストレーターに。書籍、パッケージ、映像など、幅広いジャンルで、活動中。アクリルガッシュやクレヨン、コラージュなど様々な技法をミックスし、子供も大人も色々な世界へ物語を紡いでいけるような絵を描いていきたいです。主な仕事として、おかあさんといっしょ「ぴかぴかすまいる」イラスト担当 (NHKEテレ)、ココナッツサブレキャラクター(日清シスコ)、絢香「365日」PVイラスト原画、「ベストエッセイ」装画(光村図書)、絵本「すえっこリスのひみつ」(エンブックス)など。イラスト担当した子供用アプリ「ゆびつむぎ」ではiF DESIGN AWARD 2018、GoodDesign受賞。

http://www.nanoa.net/

OOYAMA

京都市立芸術大学美術学部卒。1979 年生。奈良県在住。壁画・ライブペイント・イラストレーションや、アートプロジェクトの企画・監修・演出など、東京と大阪を拠点に活動中。これまでに、Facebook Japan 本社やNIKE 本社など、著名な企業の社内壁画を描いてきた。また、アートプロジェクト#BCTION を企画・監修。2週間の開催で1万5千人を集客し、TV・新聞・ラジオ・雑誌に広く取り上げられ、インターネット・SNS でも話題となった。

http://www.koutaroooyama.com/