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静かになったまちで考えた、自分たちらしい店づくり。

「ハレザ池袋」のオープンに向け、目の前のビルや中池袋公園の工事が佳境を迎えていますが、この数年間でずいぶんと環境の変化があったのではないでしょうか?

5年ほど前に再開発が始まり、区役所が移転したときにまちが静かになってしまって……。でもそれをきっかけに、自分らしい店づくりをしようと思ったんです。時代に合わせてお店を変えるチャンスでもあると。

まずは、外からは店内が見えない昔ながらの蕎麦屋だったのを、明るく開放的なインテリアに変えました。農家と提携し、食材にもこだわるなど、メニューも少しずつ変えて。今のメインは鴨や野菜が中心なんですよ。昔ながらのお品書きももちろん良いのですが、まちに増えた若い人にターゲットを絞るなど、変わるまちとともに自分たちも変わっていかないと。」

子どもたち世代、シニア世代にも 全ての世代に居場所を作りたい。

生まれも育ちも池袋という奈良さんですが、「ハレザ池袋」をきっかけに、変わるまちをどのように見て、どのように変わっていきたいと思っているのでしょうか。

そしてもうひとつ、自分もそうなのですが、地元の先輩や友人も親になり、子どもたちの暮らしや将来のことを考えるようになりました。お店の定休日にそば打ち体験やパン屋の同級生と一緒に子どもたちのためのワークショップを開催するなど、飲食以外のことにも挑戦していく予定です。僕にとって池袋って下町なんですよね。ご近所感というか、世代を超えた距離が近いというか。そういういいところは変わらないで引き継いでいきたいと思うんです。うちの子も外の子も関係なく、まち全体で子どもを育てる、そんな環境を作れたら。子どもたちにとって口うるさい蕎麦屋の親父になれたらなって思うんです(笑)」

文:田口みきこ
写真:西野正将


そば うどん ならや
https://naraya-ikebukuro.tokyo/
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